
シッタカS岡の…出張版知恵袋
最終回 - CWのMIDIを極めるっ!
えーっ、まずはご挨拶しておきましょうか。初めての方ははじめまして、そうでない方はこんにちは。「神風亭本舗」っつう宿の亭主、S岡といいます。元シナリオ作家で、現在は一応素材屋をやりかけています(^^;) ただし、もうそろそろCW界から撤退する予定です(ぉぃ)。ここの管理人のダワサさんには、どうやら“音マニア”として知られているようです(笑) まあ、実際その通りなので否定はしませんが(^^;)
で、どうしてそんな僕がこの素敵なサイトを汚すようなこんな駄文を書かせて頂く事になったのか。以前、ダワサさんが「クイックタイムでMIDIを聴くと音がいいですね」とおっしゃったところで僕がシッタカこいてでしゃばったところ、通りすがりのユーザーさんからあれこれ言われてしまって…(苦笑) それで、ダワサさんに頼まれて(正確には僕から頼んで(^^;)このようなコラムもどきを書かせて頂く事になりました。MIDIの事であれこれ言われたからこれを書く事になった、という事で、ここではエセ音マニアとして、MIDIについて色々と語ってみたいと思います。ある意味リベンジです(^^;)
まずは…冒頭で“ダワサさんが「クイックタイムでMIDIを聴くと〜」”と書きましたが、これにはちょいと仕掛けがあるんですねぇ〜…。その前に、知らない方のために、クイックタイムについてちょっとだけ。クイックタイム(QuickTime)とは、元々マッキントッシュ用の映像データの形式の名前なんですけど、ソレを Windows でも再生するためのソフトが、「QuickTime for Windows」なわけです。今まで、そしてこれからもクイックタイムと連呼しますが、コレはその「QuickTime for Windows」の事を指しているので、あらかじめご了承を。で、そのクイックタイムのVer.(バージョン)3.0以降には、MIDIの再生機能がついているのですが、実は仕掛けはそこにあるのです。ローランドって会社知ってます? 作曲家さんが使うようなMIDI音源を売ってるメーカーです。PC(パソコン)によっては“VSC-88”っていうソフトシンセ(ソフトMIDI音源)が付属されていましたが、コレの製作元でもあります。えっ? 「で、その会社がどうかしたんかいボケェッ!」だって? はっはっはっ! 人の話は最後まで聞くもんだぜ、とっつぁん(ル○ン(^^;) ああ、「とっつぁんって誰よ?」なんて突っ込まないで(^^;) で、クイックタイムのMIDI機能はソフト音源なんですけど、そのローランドの技術が使われているらしいんですねぇ〜…。だから、聴いた感じはソレっぽく、なんとなくローランドって音がします。ただし、コレは同社のソフトシンセや、同じく同社の技術を借りている、「Microsoft Software Synth.」と比べての話。ホンモノのローランドの音源には到底かなわないらしいです。簡単に言やぁ、「作曲家さんにとってはまだまだな音」ってぇ話。この事を知ってから、僕はショック大っ! 是非ホンモノの音が聞いてみたいです(^^;) てなわけで、これを読んで下さってる方で「ローランドのMIDI音源(ハードウェア)持ってるぜ〜!」ってな方、あなた優勝です。今すぐ適当なMIDIをその音源で録音して、128KbpsのMP3(WMAでも可)に変換して、僕のところに持って来て下さい(^^;) MIDIなら僕のサイトにいくらでもありますので、そこから適当な物を。…って、優勝なのにどうしてこう要求されるんでしょうかねぇ〜…(^^;;;) ともかくっ! 話がズレてきたので元に戻すと、ヘヴォいサウンドカード(SoundBlaster 16 とか)をお持ちの方がその音を聴いちゃうと、「あ゛あ゛〜、CWでもこの音でプレイしてぇ〜!」と感じるはず。しかぁしっ! 音質がいい悪い以前に、クイックタイムがなきゃその音で聴く事が出来ない…ようするに、マルチメディアのプロパティでドライバとして使えないと、CWのBGMのクオリティが上がらない、と。まあ、そんなところです。残念ですけど。本当だったらこの辺でおさらばなんですが、ここまで書いてしまっては僕の暴走はもう止められません(笑) もうアレです。これを読んで下さってる方の中には「CWのサウンド環境を良くしたいっ!」的な方もいるかもしれませんので、この際だから、どうすりゃサウンド環境が良くなんのか、どうすりゃCWをプレイしている最中でもMIDIがカッチョ良くなるのか、ズバッとバビッと解説したいと思います。
CWの…というか、PCのサウンド環境を上げる…というか、MIDI機能を強化する手としては、大きく分けて三つあります。
本来なら「作曲家さんと同じくMIDI音源を買う」という方法もご紹介したいのですが、音源自体が高価(片落ち品なら昔より安くなってるけど、それでも一般ユーザーにはちと厳しいかも(^^;)な上に、なにより僕自体がMIDI音源を使った事が無いので、今回は(というか一生(^^;)除外させて頂きます。
それでは、上に書いてある方法を、順番にご説明して行きたいと思います。まず 1. の方法ですが、これは、Windows 98 以降を使用していて、サウンド機能のドライバがWDMドライバ(※1)の場合に使用できます。詳しくはわかりませんが、これにより、 Direct X(※2)に搭載されているソフトMIDI機能をドライバとして利用する事ができます。なお、その時のドライバ(というかMIDIデバイス)の名前は「Microsoft GS WaveTable Software Synth」となっています。このソフトMIDIは、上記のクイックタイムと同じく、ローランドのライセンスを受けて開発されたソフトMIDIなので、当然、クイックタイムでMIDIを再生させた時と同じ音が出ます(少し違う部分もありますが)。よって、例えHEVOいサウンド機能を使っていても、WDMドライバさえインストールできれば、何もしないで自動的にMIDI機能が向上するわけです。ただし、Windows 95 ではWDM自体がサポートされていないので、該当ユーザーがどうしてもこの方法を採用したいのならば当然OSのアップグレードが必須になりますが、OSのアップグレードには危険が付き物なのであまり現実的ではありません。また、あまりにも古すぎるサウンド機能の場合、製造メーカーがWDMドライバを提供していない可能性が高いです(Windows の標準ドライバの中にはWDMドライバが含まれており、古いデバイスの場合もOSのアップグレードによってWDMドライバに更新される場合がありますが、現実的ではないのは前述通りです)。また、Windows 98 ユーザーも少々危ういです。と言うのも、Win 98 ではWDMサポートが完全ではないらしく、メーカーによっては Win 98 対応のWDMドライバを配布していない所があるからです。結局、あまり現実的な方法ではないのかもしれません。
続いて 2. についてですが、ヤマハやローランドが販売しているソフトシンセを購入して使う方法です。代表的なのはヤマハの「S-YXG50」とローランドの「VSC 3.21」ですね。これらの市販のソフトシンセは、各社の一昔前のMIDI音源と同等の音質をPCとソフトだけで実現しちゃおうという物で、インストールすればMIDIの音質が大幅に上がります(ただし、PC内部の電磁波によるノイズは避けられない)。さらにこの2社のソフトシンセは、各社独自のMIDI規格(ローランドならGS、ヤマハならXG)にも対応しているため、これらの規格に基づいたMIDIならさらにカッチョよく再生されます。どちらのソフトシンセも30日間限定の体験版が無料で入手できるので、興味を持たれましたら是非DLしてみて下さい(ただし、電話回線の場合はちと厳しいですが(^^;)。なお、ヤマハのWebサイトはこちら、ローランドはこちらです。オススメは…どちらもかなりいい物なので決めがたいのですが、強いていうならローランドの「VSC 3.21」でしょうか。CWのBGMにはよくGS規格のMIDIが使われているので、これで聴いてみると印象が全然違うBGMがよくあります。なお、このソフトシンセはクイックタイムや Direct X のソフトシンセ機能の強化版でもありますので、これらでMIDIを聴いた事がある方も、是非一度このVSCで聴いてみて下さい。
長くなってしまいましたが、もちろんこの方法にもデメリットはあります。CPUパワーを結構使うため、CWのプレイ中に再生が途切れたり、効果音が音割れしたりしてしまいます。また、値段が少々お高い上に通信販売でしか入手できない(※3)ところもネックです。考えてみればあまり現実的ではないかも(^^;)
そして最後の 3. ですが、実はこの方法がオススメだったりします。確かにサウンドカードの取り付けにはPCのハードウェアに関する知識がちょこっと必要ですが、メモリーを増設した事がある方にとってはすんなりとできる作業だったりします。また、この方法は確かに取り付けが面倒というデメリットがありますが、逆にメリットも多く存在します。
※ここで使用しているサンプル曲は、当Webサイトにて配布されている“さぽー”製MIDI「Break」の一部分です。このサンプル曲を著作者の許可無しに無断複製・配布すると、著作権の侵害となるのでご注意下さい。あくまでも個人の範囲内でご試聴頂くよう、お願い申し上げます。また、サンプル曲はMP3形式で圧縮されているため、この形式が再生できないPCではご視聴できません。
以上、CWのサウンド環境を良くするための方法を解説しました。この偽コラムを通して、多くの方々がMIDIにハマって頂ければ幸いです。最後まで読んで頂いたあなた、そしてこの記事を書く事を快く承諾下さったダワサさんに、心からお礼申し上げます。
文責:元・神風亭本舗 亭主(管理人)S岡
※1:WDMドライバ…WDMとは“Windows Driver Model”の略。Win 9x と NT/2000/XP で共通して使用できるドライバの事。
※2:Direct X…Windows でコンシューマーゲーム機と同等の表現力を出すために開発された、Windows の拡張API(Application Programing Interface)。これのおかげでPCゲームが本格化したと言ってもいいくらい、非常に重要な存在。つうか、Win 98 以降には標準搭載されているんだから、もはや“拡張”とは言わんわな(^^;)
※3:通信販売でしか入手できない…なんて書きましたが、最近近所にできた某ヤ○ダ電器にて、ヤマハのソフトシンセ「S-YXG100Plus」を見かけました(^^;) お値段は10,000円ちょい。駄目じゃん(^^;) これなら素直にサウンドカードを買った方がお得です。
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